経営・組織論 (全52問中22問目)

No.22

地震,洪水といった自然災害,テロ行為といった人為災害などによって企業の業務が停止した場合,顧客や取引先の業務にも重大な影響を与えることがある。こうした事象の発生を想定して,製造業のX社は次の対策を採ることにした。対策aとbに該当する用語の組合せはどれか。

〔対策〕
  1. 異なる地域の工場が相互の生産ラインをバックアップするプロセスを準備する。
  2. 準備したプロセスへの切換えがスムーズに行えるように,定期的にプロセスの試験運用と見直しを行う。
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分類

ストラテジ系 » 企業活動 » 経営・組織論

正解

解説

自然災害、テロ行為などの予期せぬ災害が発生した場合に、最低限の事業を継続するための対策として「BCP」と「BCM」があります。
BCP(Business Continuity Plan)
組織の事業継続に影響を及ぼす緊急事態が発生した場合に、最低限の中核となる事業を継続し、業務を早期に復旧・再開できるようにするための行動計画。事業継続計画とも呼ばれる。
BCM(Business Continuity Management)
策定されたBCPが確実に実施されるために、その運用や見直し、教育や訓練などを包括的に行う経営管理手法。事業継続管理とも呼ばれる。
したがって、災害時の行動計画と定めた a は「BCP」に、その計画がスムーズに行えるように維持管理する b が「BCM」に該当します。

したがって適切な組合せは「ア」です。
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