業務分析・データ利活用 (全51問中3問目)

No.3

需要量が年間を通じて安定している場合において,定量発注方式に関する記述として,最も適切なものはどれか。
  • 最適な発注量は,発注費用と在庫維持費用の総額が最小となる場合である。
  • 発注回数の多寡で比較したとき,発注回数の多い方が商品を保管するスペースを広くする必要がある。
  • 発注は毎週金曜日,毎月末など,決められた同じサイクルで行われる。
  • 毎回需要予測に基づき発注が行われる。

分類

ストラテジ系 » 企業活動 » 業務分析・データ利活用

正解

解説

定量発注方式は、商品や在庫の発注するときの考え方のひとつです。対となる発注方式と組み合わせて基本的な考え方を把握しておきましょう。
定量発注方式
発注時期は決まっておらず、在庫が一定数を下回った時点であらかじめ決まっている最適発注量を発注する方式。調達期間が短い品目や、消費量が安定している品目などに適している。
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定期発注方式
あらかじめ決まった間隔で発注を行い、同じ間隔で定期的に行う方式で、発注日の都度、在庫数、予想需要量、安全在庫などを考えて最適な量を発注する。需要量の変化が大きい品目や、細やかな管理を要する重要在庫を対象とすることが多い
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  • 正しい。1回当たりの発注量を少なくして発注回数を増やせば、発注コストが増加します。逆に1回当たりの発注量を多くして発注回数を減らすと、必要となる在庫スペースが増して在庫管理費用が増加します。この両者の総額が最少となる発注量が、定量発注方式における最適発注量となります。
  • 必要となる在庫スペースは、発注量の大きさによって変わります。発注回数の多い・少ないには影響を受けません。
  • 定期発注方式の説明です。定量発注方式では発注時期は決まっていません。
  • 定期発注方式の説明です。定量発注方式は毎回同じだけ発注するので、需要予測に基づく発注は行いません。
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