プロジェクトマネジメント (全160問中17問目)

No.17

WBSを作成するときに,作業の記述や完了基準などを記述した補助文書を作成する。この文書の目的として,適切なものはどれか。
  • WBSで定義した作業で使用するデータの意味を明確に定義する。
  • WBSで定義した作業の進捗を管理する。
  • WBSで定義した作業のスケジュールのクリティカルパスを求める。
  • WBSで定義した作業の内容と意味を明確に定義する。

分類

マネジメント系 » プロジェクトマネジメント » プロジェクトマネジメント

正解

解説

WBS(Work Breakdown Structure)は、プロジェクト目標を達成し、必要な成果物を過不足なく作成するために、プロジェクトチームが実行すべき作業を、成果物を主体に階層的に要素分解したものです。WBSは成果物や作業名だけが列挙された図なので、個々の作業の内容までは表現できません。このため、WBSの構成要素に関する作業内容等を記述し、WBSを補完する文書が必要となります。この文書は一般的に「WBS辞書」と呼ばれます。

WBS辞書には、各構成要素ごとに以下の内容が記述されます。
  • 識別コード
  • 成果物の詳細や作業内容
  • 前提条件と制約条件
  • 担当組織
  • 受入基準 など
設問の補助文書(WBS辞書)の目的は、WBSで定義した作業の内容と意味を明確にすることにあります。したがって「エ」が正解です。
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