システム監査 (全51問中7問目)

No.7

委託に基づき他社のシステム監査を実施するとき,システム監査人の行動として,適切なものはどれか。
  • 委託元の経営者にとって不利にならないように監査を実施する。
  • システム監査を実施する上で知り得た情報は,全て世間へ公開する。
  • 指摘事項の多寡によって報酬を確定できる契約を結び監査を実施する。
  • 十分かつ適切な監査証拠を基に判断する。

分類

マネジメント系 » システム監査 » システム監査

正解

解説

  • システム監査では客観的な立場から公平な判断を行う必要があります。経営者の機嫌を気にしていたのでは公平かつ有効な監査は期待できません。
  • システム監査人には守秘義務が課されます。業務上知り得た事項を正当な理由なく他に開示してはいけません。
  • 本肢のような契約は、監査手続および監査報告の客観性・公平性を損うので不適切です。システム監査人は発見した不備の全てを指摘事項とする必要はありません。内容と重要性を勘案して指摘事項とすべきかどうか判断するのが原則です。
  • 正しい。システム監査の結論は、十分かつ適切な監査証拠に基づいて導かなくてはなりません。本調査で十分かつ適切な監査証拠を入手できるように努め、それらをもとに監査の結論の基礎となる監査調書を作成します。この監査調書に記述された合理的な根拠に基づき、監査の結論を導くという流れになります。
© 2009-2024 ITパスポート試験ドットコム All Rights Reserved.

Pagetop