エンジニアリングシステム (全35問中7問目)

No.7

ジャストインタイムやカンバンなどの生産活動を取り込んだ,多品種大量生産を効率的に行うリーン生産方式に該当するものはどれか。
  • 自社で生産ラインをもたず,他の企業に生産を委託する。
  • 生産ラインが必要とする部品を必要となる際に入手できるように発注し,仕掛品の量を適正に保つ。
  • 納品先が必要とする部品の需要を予測して多めに生産し,納品までの待ち時間の無駄をなくす。
  • 一つの製品の製造開始から完成までを全て一人が担当し,製造中の仕掛品の移動をなくす。

分類

ストラテジ系 » ビジネスインダストリ » エンジニアリングシステム

正解

解説

リーン生産方式は、日本のトヨタ自動車の生産方式をベースに5S・改善などを研究し、整理し、一般化した理論体系に基づく生産管理手法のことです。「リーン」は英語で「痩せた、筋肉質の」という意味があり、生産工程に潜む無駄を徹底的に取り除くことを重視しています。

ジャストインタイムとカンバン方式は、リーン生産方式の柱となる要素です。
ジャストインタイム
必要な物を、必要なときに、必要な量だけ生産するという考え方。
在庫の無駄をなくし生産を最適化する目的がある。あえて余剰をなくすことで、潜んでいた問題点を表面化させる副次的な効果もある。
カンバン方式
"かんばん"と呼ばれる伝票を工程間でやり取りすることで、工程内の仕掛品の最少化を図り、生産コストを削減する手法。後工程引き取り生産とも呼ばれる。
自工程で使用した分だけを前工程に作らせることで、工程間仕掛品が過剰生産される無駄を排除する目的がある。
  • ファブレスの説明です。リーン生産方式は生産工程の最適化するための理論体系です。
  • 正しい。「必要とする部品を必要となる際に」という考え方がジャストインタイムの要です。
  • 多めに生産すること自体が無駄になるため誤りです。納品までの待ち時間の無駄をなくすには、改善を行ってリードタイムやサイクルタイムの最適化を図ります。
  • セル生産方式についての説明です。
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