システム活用促進・評価 (全25問中12問目)

No.12

紙に書かれた過去の文書や設計図を電子ファイル化して,全社で共有したい。このときに使用する機器として,適切なものはどれか。
  • GPS受信機
  • スキャナー
  • ディジタイザ
  • プロッタ

分類

ストラテジ系 » システム戦略 » システム活用促進・評価

正解

解説

スキャナー(Scanner)は、刷物・写真・写真用フィルムなどの原稿をCCDなどのイメージセンサーでスキャン(走査)し、読み取った画像情報をデジタルデータに変換してコンピューターに転送する装置で、入力デバイスに分類されます。読み取ったデータは点の集まりとして表現されるため、どれくらい細かく画像を読み取るかの性能指標としてdpi(dot per inch)が使われます。例えば200dpiの場合、1インチ(=2.54cm)を200の点の集まりとして読み取ります。この値が高いほど、原画に近い精細な画像が得られます。

単体の装置のほか、プリンターに付属しているタイプやハンディスキャナーのように汎用的なタイプや、バーコードスキャナーやブックスキャナーのように読取り対象に特化したものなど様々なタイプのスキャナーがあります。

設問では紙の文書をデジタル化したいという目的のためスキャナーの使用が適切です。したがって正解は「イ」です。
  • GPS(Global Positioning System)は、アメリカ合衆国が管理する数個の衛星によって地球上の現在位置を3次元(緯度・経度・高度)で測定し、受信機をもつ受信者が自身の現在位置を知ることができるシステムです。GPS受信機は単体で使用されるほか、スマートフォン、カーナビ、ゲーム、スポーツ用の機器などにも幅広く活用されています。
  • 正しい。
  • ディジタイザは、板状のデバイスに電子ペンを用いてコンピューター本体に情報を送ることができるポインティングデバイスです。電子ペンを用いて入力を行うため、コンピューター上でイラストを描く用途や、フォトレタッチソフトなどで利用されています。ペンタブレットとも呼ばれます。
  • プロッタは、大判で高精度が要求される設計図面データの印刷に適した出力装置です。プリンターがラスターデータ(点の集まり)で出力するのに対して、プロッタはベクターデータで出力を行う点が異なります。
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