平成20年秋期試験問題 問61

迅速な意思決定,経営責任の明確化を目指し,企業の中に事業領域ごとに独立した仮想的な会社組織を設ける経営組織形態はどれか。

  • カンパニー制組織
  • 事業部制組織
  • プロジェクト組織
  • 持ち株会社
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分野:ストラテジ系
中分類:企業活動
小分類:経営・組織論
解説
カンパニー制組織は、組織の自己完結性を高め、迅速で柔軟な経営を実現するために社内の各部門をそれぞれ独立した会社のように分化し事業を運営する組織形態です。事業部制組織よりも移譲される権限が大きいですが、社内組織の1つとして本社の下に位置するため、各部門の形態は「事業所以上子会社未満」という位置づけになります。

設問中の「事業領域ごとに独立した仮想的な会社組織」という記述からカンパニ組織と判断できます。
  • 正しい。
  • 事業部制組織は、トップマネジメントの下に製品別や商品別、地域別、市場別などの単位で事業部として分化し、分化した組織ごとに意思決定を行う組織形態です。
  • プロジェクト組織は、ある目的のために各部門から専門性の高い人材を集めて構成される組織形態です。
  • 持ち株会社は、他の会社の株式を所有することによってその会社の事業活動を支配することを目的として設立された会社です。グループ企業の株式を保有することによって、本社機能に特化した会社形態です。

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