ITパスポート試験 用語辞典

うぇあらぶるたんまつ
ウェアラブル端末
ウェアラブル(wearable)には着用できる、身に付けられるなどの意味がある。すなわち衣類のように身体に装着可能して持ち歩くことができるモバイルデバイスのことを意味する。腕に装着するスマートウォッチや、頭に装着するスマートグラスが代表的な存在である。
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分野:
分野:テクノロジ系
中分類:ハードウェア
小分類:コンピュータ・入出力装置
重要度:
(Wikipedia ウェアラブルコンピュータより)

ウェアラブルコンピュータ(wearable computer)とは、身につけて持ち歩くことができるコンピュータのこと。ラップトップやスマートフォンなど単に持ち運べるコンピュータとは異なり、主に衣服状や腕時計状で身につけたまま使えるものを指す。
ウェアラブルデバイス、ウェアラブル端末と呼ぶこともある。

概要

小さく軽いデバイスで構成され、腕時計のように普段身につけるガジェットを利用したものから、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)のように、身につけて出歩くことも不可能ではないガジェット、あるいは、衣類にコンピュータを統合したものまで、幅広く研究されている。

ユビキタスコンピューティングにおいて、ウェアラブルコンピュータはエンドユーザーが直接接する端末として大きな意味をもつ。腕時計形のコンピュータや、PDA、小型コンピュータ、付随する通信装置やセンサ類(カメラや受信装置など)が具体的には挙げられるが、これらに限らず様々な形状のものが研究、提案されている。しかし、HMDなどは屋外でそれを着用して歩くと異様な風貌になるなど実用化・普及への課題は少なくない。近年は、「眼球に直接埋め込まれ、脳に直結したディスプレイ」の実用化も議論されている。

他方、高機能化した携帯電話機や携帯ゲーム機、ICカードといったものも広義ではウェアラブルコンピュータの一種といえる。

課題

ウェアラブルコンピュータの実現にはいくつかの課題がある。

着用に適したハードウェア
ヘッドマウントディスプレイの小型化や、入力装置、消費電力の少ないCPU、長時間動作可能な電源などの開発。さらに長時間身に着ける物であるため、それを前提とした設計が必要となる。主に低温やけどをしないように発熱問題を解決することや、肌に直接触れる部分は、汗で金属部品が腐食しない設計にする必要がある。
常にコンピュータを身につける意味がある応用技術。
コンピュータを着用するだけでは、十分に小さなコンピュータを持ち歩くのと大差はない。常に身につけている特徴を生かした応用技術が必要である。大きくわけて3つの利用方法が提案されている。1つは利用者に対するリアルタイムの情報提供、2つ目は利用者の状態の記録、3つ目は外部のコンピュータとの連携である。
利用者に対するリアルタイムの情報提供の例としては、道案内、顔の画像認識による人についてのメモ、周辺情報などがある。
利用者の状態の記録の例としては、行動記録、健康管理など。
外部のコンピュータとの連携によって、ワークステーションの環境を目の前にいる利用者にあわせて切り替えたり、建物内のどこに誰がいるのかを監視するシステムなど。

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