ITパスポート試験 用語辞典

すいちょくとうごう
垂直統合
生産を行う工場が「部品工場」や「営業会社」等のサプライチェーンの上流や下流にある工程を企業グループに統合することで市場競争力を高める経営戦略のこと。
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分野:
分野:ストラテジ系
中分類:経営戦略マネジメント
小分類:経営戦略手法
出題歴:
H29年春期問8 
重要度:
(Wikipedia 垂直統合 (ビジネス用語)より)

垂直統合(すいちょくとうごう)とは、ある企業(あるいは企業グループ)が、自社の製品やサービスを市場に供給するためのサプライチェーンに沿って、付加価値の源泉となる工程を企業グループ内で連携して、時にはM&Aなどを通じて経営資源を補いながら特定事業ドメインの上流から下流までを統合して競争力を強めるビジネスモデルのことをいう。これに対してバリューチェーン上に定義される特定の工程で、それを提供する複数の企業グループが一体化することを水平分業という。

例えば自動車産業において、研究開発型会社と部品製造工場、そして販売を行う営業会社に至るまでの業務がグループ企業内で総合的に行われることや、石油小売業を営む企業が、調査会社や掘削会社、輸送会社などを統合していくことなどが、このビジネスモデルに該当するとされる。

出題例

企業の事業展開における垂直統合の事例として,適切なものはどれか。

[出典]ITパスポート 平成29年春期 問8

  • あるアパレルメーカーは工場の検品作業を関連会社に委託した。
  • ある大手商社は海外から買い付けた商品の販売拡大を目的に,大手小売店を子会社とした。
  • ある銀行は規模の拡大を目的に,M&Aによって同業の銀行を買収した。
  • 多くのPC組立メーカーが特定のメーカーの半導体やOSを採用した。
正解 

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