ITパスポート試験 用語辞典

EBO【Employee Buyout】いーびーおー
会社の従業員が、その会社の事業を買収したり経営権を取得したりする行為のこと。経営陣が行う場合はMBO(マネジメントバイアウト)という。
分野:
ストラテジ系 » 経営戦略マネジメント » 経営戦略手法
(シラバス範囲外)
重要度:

(Wikipedia エンプロイー・バイアウトより)

エンプロイー・バイアウト(Employee Buy-Out、従業員買収、略称:EBO)とは、会社の従業員がその会社の事業を買収したり経営権を取得したりする行為のこと。中小企業など中心に古くから盛んに行われている。日本では、村上ファンドが松坂屋及び従業員に対し提案したとされ、マスコミなどに取沙汰された。経営陣が行う場合はマネジメント・バイアウト(MBO)という。広義には、オーナーでない経営陣によるマネジメント・バイアウトも含む概念である。

概説

従業員は本来、勤務先との間で雇用契約により業務に従事しているだけであって、勤務先の所有関係には関与していないのが通常である。その従業員が、自己資金や借入れなどにより、勤務先の株式を取得し経営に参加などするのがエンプロイー・バイアウトである。従業員が単独または複数によって買収する場合には、通常は、買収後の企業は株式の公開を行わない非公開会社となることから、外部からの企業買収に対する対抗策として用いられることもある。

規模が大きく従業員の借入れなどでは不十分な場合は、第三者が出資参加するなどの方法も可能で、上場企業のマネジメント・バイアウトなどの時には第三者の出資額が多い場合がほとんどである。第三者の出資比率が高い場合は、一定期間経営して企業価値を向上させた後の株式公開を前提としており、株式公開によって出資資本の回収を目的とする投資ファンドによるものが多い。同時に、EBOを行った従業員にとっても向上させた企業価値に対するリターンを得る場ともなる。

日本における主な事例

  • エフモード - 2002年10月
  • ホテルセイリュウ 株式会社石切ゆめ倶楽部(大阪府東大阪市) - 2003年
  • 旭電化 - 2000年6月
  • - 2005年12月
  • ホームアドバイザー(現・オウチーノ) - 2006年12月
  • YOCASOL - 2007年7月
  • 明光商会 - 2007年9月
  • ラクオリア創薬(旧・ファイザー製薬中央研究所) - 2008年2月
  • くめ・クオリティ・プロダクツ (金砂郷食品株式会社を新規設立 ) - 2009年9月
  • (JVCエンタテインメント部門) - 2011年3月

日本におけるMEBOの事例

  • サンスター - 一般ではMBOの事例として定着しているが、公式上ではMEBOの事例として発表している。
  • インクグロウ - 2011年2月
「経営戦略手法」に属する用語
「経営戦略マネジメント」の他の分野
「ストラテジ系」の他のカテゴリ

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス

このページのWikipediaよりの記事は、ウィキペディアの「エンプロイー・バイアウト」(改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、このページ内の該当部分はクリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承 3.0 非移植 ライセンスの下 に提供されています。

© 2009-2024 ITパスポート試験ドットコム All Rights Reserved.

Pagetop