情報セキュリティ対策・実装技術(全198問中178問目)
- 公開鍵暗号を使用してデータを暗号化する通信では,暗号化するための鍵を,どのように安全に配送するか工夫する必要がある。
- データを暗号化して通信することによって,データの破壊や改ざんを防ぐことができる。
- 電子商取引などで使用されるディジタル署名には,公開鍵暗号の技術が使われている。
- 不特定多数とのデータ通信においては,公開鍵暗号よりも共通鍵暗号が適している。
正解 ウ問題へ
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- 公開鍵暗号では、共通鍵暗号のように鍵の事前配送は必要ありません。したがって誤りです。
- 暗号化技術では、通信データの破壊や改ざんを防ぐことはできません。データの内容を第三者に盗聴されるのも防いだり、改ざんされたことを検知することを可能にする技術です。
- 正しい。ディジタル署名には、公開鍵暗号の技術がつかわれています。送信者は自身の秘密鍵でメッセージダイジェストを暗号化し、受信側は送信者の公開鍵で復号し、データが改ざんされていないことを確かめます。
- 共通鍵暗号では、通信相手の数だけ鍵のペアが必要になりますが、公開鍵暗号では一人が不特定多数と通信する場合の鍵のペア数は常に1です。したがって鍵の管理が簡単なだけ、公開鍵暗号のほうが適していると言えます。
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