情報セキュリティ対策・実装技術(全209問中182問目)

No.182解説へ
暗号化又は復号で使用する鍵a~cのうち,第三者に漏れないように管理すべき鍵だけを全て挙げたものはどれか。
  1. 共通鍵暗号方式の共通鍵
  2. 公開鍵暗号方式の公開鍵
  3. 公開鍵暗号方式の秘密鍵

出典:平成23年秋期 問84

  • a,b,c
  • a,c
  • b,c
  • c
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分野:テクノロジ系
中分類:セキュリティ
小分類:情報セキュリティ対策・実装技術
解説
共通鍵暗号方式は、秘密鍵暗号方式とも呼ばれ、送信者と受信者が同じ鍵を用いて暗号化通信を行う方式です。
また公開鍵暗号方式は、不特定多数の送信者に暗号化鍵を公開し、受信者がデータを復号する秘密鍵を保持することで暗号化通信を行う方式です。公開鍵を使った暗号化通信では、「データの暗号化は誰でもできるが、正しく復号できるのは秘密鍵をもった正当な受信者だけである」という仕組みによってセキュリティが保証されています。
  1. 正しい。共通鍵暗号方式では、両方の鍵を安全に管理することが重要です。
  2. 誤り。公開鍵暗号方式の公開鍵は、不特定多数の送信者に公開されるので漏れないような管理は必要ありません。
  3. 正しい。公開鍵暗号方式の秘密鍵が漏えいすると、その秘密鍵を使って暗号化されたデータが復号されてしまうため安全に管理されるべきです。
安全に管理すべき鍵はa,cなので、「イ」が正しい組合せになります。

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