情報セキュリティ対策・実装技術(全209問中54問目)

次の記述a~cのうち,VPNの特徴として,適切なものだけを全て挙げたものはどれか。

  1. アクセスポイントを経由しないで,端末同士が相互に無線通信を行うことができる。
  2. 公衆ネットワークなどを利用するが,あたかも自社専用ネットワークのように使うことができる。
  3. ネットワークに接続することによって,PCのセキュリティ状態を検査することができる。

出典:平成31年春期 問79

  • a
  • a,c
  • b
  • c
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分野:テクノロジ系
中分類:セキュリティ
小分類:情報セキュリティ対策・実装技術
解説
VPN(Virtual Private Network)は、多数の加入者が共用する公衆回線で接続された拠点間の通信において、機密性を確保した仮想的な専用回線を構築する技術です。VPNの構築には認証及び暗号化機能をもつプロトコルが用いられます。公衆回線を利用するため、専用回線を敷設するのに比べ低コストで構築できる利点があります。
  1. 誤り。無線通信を行う仕組みではありません。記述は、無線LANのアドホック接続についての説明です。
  2. 正しい。VPNは、暗号プロトコルの技術を用いて、公衆回線上に仮想の専用回線を構築する技術です。
  3. 誤り。セキュリティ検査の仕組みではありません。記述は、検疫ネットワークについての説明です。
適切な記述は「b」のみなので「ウ」が正解です。

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