令和元年秋期試験 問37
問37解説へ
内部統制におけるモニタリングの説明として,適切なものはどれか。
- 内部統制が有効に働いていることを継続的に評価するプロセス
- 内部統制に関わる法令その他の規範の遵守を促進するプロセス
- 内部統制の体制を構築するプロセス
- 内部統制を阻害するリスクを分析するプロセス
広告
内部統制とは、組織の業務の適正化を目的として、内部において適用されるルールや業務プロセスを整備し運用し、その体制を構築していくシステムのことを指します。
金融庁"財務報告に係る内部統制の評価及び監査に関する実施基準(令和元年)"では、内部統制の目的を達成するための基本的な要素として次の6つを定めています。
金融庁"財務報告に係る内部統制の評価及び監査に関する実施基準(令和元年)"では、内部統制の目的を達成するための基本的な要素として次の6つを定めています。
- 統制環境
- 組織の気風を決定し、組織内のすべての者の統制に対する意識に影響を与えるとともに、他の基本的要素の基礎・基盤のこと
- リスクの評価と対応
- 組織目標の達成に影響を与える事象について、組織目標の達成を阻害する要因をリスクとして識別、分析及び評価するプロセス
- 統制活動
- 経営者の命令及び指示が適切に実行されることを確保するために定められる方針及び手続きのこと
- 情報と伝達
- 必要な情報が識別、把握及び処理され、組織内外及び関係者相互に正しく伝えられることを確保すること
- モニタリング
- 内部統制が有効に機能していることを継続的に評価するプロセス
- ITへの対応
- 組織目標を達成するために予め適切な方針及び手続を定め、それを踏まえて、業務の実施において組織の内外のITに対し適切に対応すること
- 正しい。モニタリングの説明です。
- 情報と伝達の説明です。
- 統制活動の説明です。
- リスクの評価と対応の説明です。
広告