平成21年春期試験問題 問14
問14解説へ
システムの信頼性を比較する目的で稼働率を測定するのに適切な時期はどれか。
- システムの運用を開始した直後に発生したトラブルが解決されて安定してきた時期
- システムの運用を開始した時
- システムリリースの可否を判断する時期
- 長期間のシステム利用を経て,老朽化によるトラブルが増え始めた時期
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解説
システムの運用開始からの時間経過と故障率の関係はバスタブ曲線で表されます。
これは運用開始直後の初期故障期間では故障率は高く、その後の偶発故障期間での故障率は低くなり、製品寿命に近づく摩耗故障期間では故障率は高くなっていく傾向をグラフにしたものです。この3つの期間のうち、システム稼働時間がもっとも長いのが偶発故障期間です。システム本来の評価を行うためには初期トラブルや老朽化によるトラブルが少ないこの安定した時期に測定することが適切です。
これは運用開始直後の初期故障期間では故障率は高く、その後の偶発故障期間での故障率は低くなり、製品寿命に近づく摩耗故障期間では故障率は高くなっていく傾向をグラフにしたものです。この3つの期間のうち、システム稼働時間がもっとも長いのが偶発故障期間です。システム本来の評価を行うためには初期トラブルや老朽化によるトラブルが少ないこの安定した時期に測定することが適切です。
- 正しい。
- 安定期に比べて、故障率が高くなるので不適切です。
- 運用を開始していないのに実際の稼働率を測定することはできません。
- 安定期に比べて、故障率が高くなるので不適切です。
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