平成26年秋期試験問題 問100

問97~100は、中問Dの問題文を読んでから回答してください。
問100解説へ
精算システムの導入前と導入後について,各担当者の作業時間をサンプリングしたところ,次のような結果となった。この結果に基づいて,A社の1か月当たりの全体の作業短縮時間を求めると何時間になるか。ここで,A社の1か月の営業日は20日とし,A社の1日の平均申請回数は10回とする。

〔サンプリングの結果〕
  • 申請者は,1回の申請で12分掛かっていたものが3分に短縮された。
  • 事務担当者全体では,1日の交通費精算業務に関わる作業が,48分から16分に短縮された。
  • 承認者は,1回の申請での承認が72秒から12秒に短縮された。
  • 経理担当者全体では,1か月の交通費精算業務に関わる作業が,13時間から1時間に短縮された。

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ストラテジ系
解説
それぞれの担当者ごとに短縮時間を計算して合計します。

[申請者]
短縮時間は(12-3=)9分/回です。
よって1か月当たりでは、
 9分×10回×20日=1800分

[事務担当者]
短縮時間は(48-16=)32分/日です。
よって1か月当たりでは、
 32分×20日=640分

[承認者]
短縮時間は(72-12=)60秒/回 → 1分/回です。
よって1か月当たりでは、
 1分×10回×20日=200分

[経理担当者]
短縮時間は(13-1=)12時間/月です。

これらを合計すると、

 1800分+640分+200分+12時間
=2640分+12時間
=44時間+12時間
=56時間

したがってシステム導入による作業短縮効果は56時間/月が適切です。

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