平成27年秋期試験問題 問45

インターネットなどの共用のネットワークに接続された端末同士を,暗号化や認証によってセキュリティを確保して,あたかも専用線で結んだように利用できる技術を何というか。

  • ADSL
  • ISDN
  • VPN
  • Wi-Fi
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分野 :テクノロジ系
中分類:セキュリティ
小分類:情報セキュリティ対策・実装技術
解説
VPN(Virtual Private Network)は、多数の加入者で共用される公衆回線(インターネット)上に、認証と暗号技術を用いて、セキュリティを確保した仮想的な専用回線を構築する仕組みです。公衆回線を利用するため専用回線を敷設するのに比べコストを低く抑えることが可能です。
  • ADSLは、一般家庭に普及しているアナログ電話回線をそのまま利用し、それまでに使用されていなかった周波数帯域を利用することでデジタル通信を行う伝送方式です。
  • ISDNは、モデムで接続する既存の公衆交換電話網をデジタル化することで回線サービスを提供する総合サービスデジタル通信網です。
  • 正しい。VPNは、暗号化技術を利用して拠点間に仮想的な専用回線を構築する技術です。IPsecやTLS、L2TPなどのプロトコルが使用されます。
  • Wi-Fiは、無線LAN製品の互換性を証明する規格で、Wi-Fiのロゴを表示した機器はメーカーが異なっても相互に通信できることが保証されます。

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