平成28年秋期試験問題 問50

品質の目標に対し,不良が多く発生しているシステム開発プロジェクトがある。重点的に解消すべき課題を明らかにするために,原因別に不良の発生件数を調べ,図で表すことにした。このときに用いるのが適切な図はどれか。

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分野:マネジメント系
中分類:プロジェクトマネジメント
小分類:プロジェクトマネジメント
解説
パレート図は、値の大きい順に分析対象の項目を並べた棒グラフと、累積構成比を表す折れ線グラフを組み合わせた複合グラフで、主に複数の分析対象の中から管理対象とすべき重要な要素を識別するために使用されます。
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設問中の「重点的に解消すべき課題を明らかにするため」および「原因別に不良の発生件数を調べ」からパレート図の使用が適切と判断できます。したがって「イ」が正解です。
  • 図は特性要因図です。この図は、現れた特性(結果)とそれに影響を及ぼしたと思われる要因の関係を体系的に表わした図です。多くの要因が複雑に絡みあっているときに、直接的な原因と間接的な原因に分別したり、真の問題点を明らかにしたりすることができます。
  • 正しい。
  • 図は散布図です。この図は、縦軸・横軸に2項目の量や大きさ等を対応させて、分析対象のデータを打点した図で、2項目間の分布・相関関係を把握するのに使用されます。
  • 図は流れ図(フローチャート)です。この図は、作業や処理の手順、思考の流れや情報の伝達などを図式化して表現するために使用されます。

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