プロジェクトマネジメント(全166問中108問目)

No.108解説へ
プロジェクトにおいて,当初のプロジェク卜範囲に含まれている,予測はできるが発生することが確実ではないイベントの対策費用のことをコンティンジェンシー予備という。あるシステム開発プロジェクトにおいて,開発を受注したベンダー側のプロジェクトマネージャが計上するコストのうち,コンティンジェンシー予備に分類するのが適切なものはどれか。

出典:平成25年秋期 問42

  • 開発環境で機器が故障したときの機器の入替えに必要なコスト
  • 開発進捗を管理するプロジェクトリーダーの作業に必要なコスト
  • プロジェクトスコープ外のユーザーの新しい要求に対応するために必要なコスト
  • プロジェクトで採用を予定している,システムの品質管理ツールの購入に必要なコスト
正解 問題へ
分野:マネジメント系
中分類:プロジェクトマネジメント
小分類:プロジェクトマネジメント
解説
コンティンジェンシー予備とは、リスクは特定されているが発生が不確実というような既知のリスクに対して、リスクが顕在化した場合でもプロジェクトがある程度は吸収できるように、多めに見積もっておくスケジュールや予算のことです。
  • 正しい。機器の故障はいつか発生しますが、いつ発生するかは分からないので、そのためのコストはコンティンジェンシー予備に分類されます。
  • 発生することが確実なので誤りです。
  • スコープ外(プロジェクトの範囲外)で発生する費用なので、このプロジェクトのコストには含みません。
  • 採用が予定されている、かつ、プロジェクトの範囲内であるため通常の予算に計上します。

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