令和2年秋期試験問題 問65

PCやスマートフォンなどの表示画面の画像処理用のチップとして用いられているほか,AIにおける膨大な計算処理にも利用されているものはどれか。

  • AR
  • DVI
  • GPU
  • MPEG
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分野 :テクノロジ系
中分類:コンピュータ構成要素
小分類:プロセッサ
解説
GPU(Graphics Processing Unit)は、コンピュータにおいて画像処理を専門に担う演算装置です。数千個のコアにより大量のデータの並列計算に特化しており、動画再生や3DCGのレンダリングなどの高負荷な演算が要求される場面で、CPUを補完する役割を果たします。

最近では、膨大な計算を必要とする科学シミュレーションや機械学習の分野でもGPUを利用すること(GPGPU)も増えています。
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したがって「ウ」が正解です。
  • Augmented Realityの略で拡張現実のこと。現実世界の情報にデジタル合成などによって作られた情報を重ねて、人間から見た現実世界を拡張する技術です。
  • Digital Visual Interfaceの略。コンピュータとディスプレイを接続するインタフェース規格です。アナログのみのDVI-A、アナログ/デジタル両用のDVI-I、デジタルのみのDVI-Dがあります。
  • 正しい。GPUはリアルタイムの画像処理に特化したプロセッサです。
  • Moving Picture Experts Groupの略。動画の圧縮符号化に関する規格です。MPEG-1、MPEG2、MPEG4、MPEG7などの規格があります。

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