令和7年試験問題 問29

企業経営の中核となる考え方を,ミッション,ビジョン,バリューの三つに分けて示す場合,ビジョンとして示すものとして,最も適切なものはどれか。

  • 企業の存在意義や使命
  • 企業の存在意義や使命をふまえた,ある時点でのありたい姿
  • 戦略を実現するために重要となる業績管理指標
  • 戦略を実現するために重要となる成功要因
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分野 :ストラテジ系
中分類:企業活動
小分類:経営・組織論
解説
ミッション、ビジョン、バリュー(MVV)は、組織の存在意義を示す「ミッション(Mission)」、目指す組織像を示す「ビジョン(Vision)」、組織として大切にしたい価値観を示す「バリュー(Value)」を、組織全体の共通意識として明確にしたものです。

MVVの各要素は次のような位置づけです。
ミッション(Mission)
組織が果たすべき使命や存在意義を指す。絶対的に遵守されるべき原則・信条であり、従業員や関係者に方向性を示す役割を持つ
ビジョン(Vision)
組織が将来的に目指す理想の姿を指す。ミッションを達成することで、どのような未来を実現したいのかを示す
バリュー(Value)
組織が提供する価値や大切にする行動指針を意味する。ミッションとビジョンを達成するために、どのような考え方や行動を重視するのかを明確にし、組織文化の基盤とする
ビジョン(vision)は日本語では「展望」「未来像」「将来の姿」などの意味で用いられるように、MVVのビジョンは、組織が将来的に目指す理想の姿を明文化したものです。したがって「イ」が適切な記述です。
  • ミッションに該当します。
  • 正しい。ビジョンに該当します。
  • KPI(Key Performance Indicator)の説明です。
  • CSF(Critical Success Factor)の説明です。

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