平成22年秋期試験問題 問5
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PCやサーバ,ネットワークなどの情報通信機器の省エネや資源の有効利用だけでなく,それらの機器を利用することによって社会の省エネを推進し,環境を保護していくという考え方はどれか。
- エコファーム
- 環境アセスメント
- グリーンIT
- ゼロエミッション
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解説
- エコファームとは環境保全型農業のことで、農業の持つ物質循環機能を生かし、生産性との調和などに留意しつつ、土づくり等を通じて化学肥料、農薬の使用等による環境負荷の軽減に配慮した持続的な農業です。
平成11年7月に制定された「持続性の高い農業生産方式の導入の促進に関する法律(持続農業法)」に基づき、エコファーマーを認定する制度があります。 - 環境アセスメント(環境影響評価)は、主として大規模開発事業等による環境への影響を事前に調査することによって、予測、評価を行う手続きのことです。
- 正しい。グリーンITは、環境に優しいITを目指す考え方で、①製造や廃棄で有害物質を出さない、②機器を省エネルギー化する、③リサイクル可能な部品を使う、といった方法で環境への負荷を減らし、環境を守ることを目的としています。IT機器やシステムそのものの省エネ化と、ITを活用した社会全体の省エネ化という2つの意味が含まれます。
- ゼロエミッションは、自然界に排出物を一切排出しない資源循環型の社会システムを目指す考え方です。1994年に国連大学で提唱されました。具体的には、ある産業の副産物や不要物(廃棄物)を別の産業において有効利用することにより、社会全体で資源を循環させることが軸となっています。
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