平成24年秋期試験問題 問7

取引先に対する売掛金の貸し倒れに備えて,他者よりも優先的に,取引先の財産の一部を売掛金に充当できるようにする行為はどれか。

  • 入金の追加
  • 請求書の発行
  • 担保の設定
  • 利息の増額
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分野:ストラテジ系
中分類:企業活動
小分類:会計・財務
解説
貸し倒れとは、取引先の倒産などにより売掛金や貸付金が回収不能になってしまう状態のことを指します。貸し倒れに備えるには、売上金の支払いを確実にするために担保をとっておくことが有効です。担保とは、債務が履行されなかった場合に備えて、債権者の損害を補填するために設定されるものであり、譲渡担保、抵当権、質権の設定などが担保の設定に該当します。売掛金が貸し倒れた場合には、担保を処分して金銭に換えることができるので、未収となっている売上金を回収することができます。

したがって「ウ」が正解です。

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