平成25年秋期試験問題 問63

IPv6に関する記述として,適切なものはどれか。

  • アドレス空間が128ビットの大きさをもつので,IPv4に比べて多くのアドレスを割り当てることができる。
  • 一つのLANでIPv6とIPv4を共存させることはできない。
  • 有線LAN専用のプロトコルなので,無線LANで利用することはできない。
  • 利用には通常のツイストペアケーブルではなく,光ファイバケーブルが必要である。
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分野:テクノロジ系
中分類:ネットワーク
小分類:ネットワーク応用
解説
IPv6(Internet Protocol Version 6)は、現在インターネットで主流であるIPv4の次期バージョンです。

IPv4から主に以下の点が変更されています。
  • アドレス空間を32ビットから128ビットに拡大
  • ヘッダのサイズを可変長から固定に変更
  • IPアドレスの自動設定
  • IPsecによるIP層でのセキュリティ強化
特に重要なのがアドレス空間の拡大で、128ビット化によって割り当て可能なアドレス数は事実上無限ともいえる340澗個に増加することになります。※340澗個は340兆の1兆倍の1兆倍
  • 正しい。IPv4の232個(約42億個)に対してIPv6では2128個(340兆の1兆倍の1兆倍)のアドレスを割り当てることができます。
  • IPv4とIPv6ではパケット仕様が異なるため直接通信することはできません。しかしIPv4からIPv6へのスムーズな移行を可能にするため、変換技術などを用いて共存できる仕組みになっています。
  • 無線LANでも利用できます。
  • どちらのケーブルでもIPv6を使用できます。

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