平成30年春期試験問題 問18

勤務先の法令違反行為の通報に関して,公益通報者保護法で規定されているものはどれか。

  • 勤務先の監督官庁からの感謝状
  • 勤務先の同業他社への転職のあっせん
  • 通報したことを理由とした解雇の無効
  • 通報の内容に応じた報奨金
正解 問題へ
分野:ストラテジ系
中分類:法務
小分類:その他の法律・ガイドライン
解説
公益通報者保護法は、労働者が労務を提供している事業所の犯罪行為、または最終的に刑罰につながる法令違反事実を通報したことを契機とする、事業所から通報者への不利益な扱いを防止するための法律です。

この法律に基づき公益通報を行った労働者は、以下の保護を受けられます。
  • 公益通報をしたことを理由とする解雇の無効(第3条)
  • 公益通報をしたことを理由とする労働者派遣契約の解除の無効(第4条)
  • 公益通報をしたことを理由とする降格、減給、派遣労働者の交代、その他不利益な取扱いの禁止(第5条)
したがって「ウ」が適切です。

Pagetop