ビジネスシステム(全34問中10問目)
No.10解説へ
ビッグデータの分析に関する記述として,最も適切なものはどれか。
出典:令和3年春期 問19
- 大量のデータから未知の状況を予測するためには,統計学的な分析手法に加え,機械学習を用いた分析も有効である。
- テキストデータ以外の,動画や画像,音声データは,分析の対象として扱うことができない。
- 電子掲示板のコメントやSNSのメッセージ,Webサイトの検索履歴など,人間の発信する情報だけが,人間の行動を分析することに用いられる。
- ブログの書き込みのような,分析されることを前提としていないデータについては,分析の目的にかかわらず,対象から除外する。
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解説
ビッグデータとは、典型的なデータベースソフトウェアが把握し、蓄積し、運用し、分析できる能力を超えたサイズのデータを指す言葉で、一般的には数十テラバイトから数ペタバイトのデータがビッグデータとして扱われます。今まではデータ処理ができずに放っておかれていた多種多様なデジタルデータを活用し、事業に役立つ知見を導出する動きがトレンドになっています。
ビッグデータが持つ特性として「3つのV」があります。
ビッグデータが持つ特性として「3つのV」があります。
- Volume … データ容量
- 膨大なデータ量
- Variety … データの多様性
- テキスト、画像、音声といった多様な種類・形式のデータを含む
- Velocity … データ生成速度・頻度
- リアルタイムで収集できるデータ・秒単位など高頻度のデータ
- 正しい。膨大な量のデータを処理するので、AI等の機械学習を用いた分析も有効です。AI等に分析させることで、予想していなかった新たな知見が得られることもあります。
- ビッグデータには多種多様なデータが含まれるので、画像、動画、音声などのマルチメディアコンテンツも分析対象となります。
- センサーネットワークから日々得られる情報なども分析対象となります。最新だと新型コロナに伴う人流の分析などもその一つです。
- ブログやSNSの書込み等の非構造化データも分析対象となります。
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