令和7年試験問題 問83
問83解説へ
ISMSの運用にPDCAモデルを採用している組織において,サーバ監視に関する次の作業を実施する。各作業とPDCAモデルの各フェーズの組合せとして,適切なものはどれか。
〔作業〕
〔作業〕
- サーバ監視の具体的な目的及び手順を定める。
- サーバ監視の作業内容を第三者が客観的に評価する。
- 定められている手順に従ってサーバを監視する。
- 発見された問題点の是正処置として,サーバの監視方法を変更する。

正解 ウ問題へ
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解説
PDCAは、Plan(計画)・Do(実行)・Check(点検・監査)・Act(見直し・改善)の各フェーズの略で、この一連の流れを繰り返すことでシステムの維持・改善に努める活動をいいます。
ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)のPDCAで行うべき作業は以下のとおりです。
ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)のPDCAで行うべき作業は以下のとおりです。
- Plan(計画)
- ・リスクアセスメントの実施
・情報セキュリティポリシーの策定 など - Do(実行)
- ・情報セキュリティポリシーに基づく対策の実施
・セキュリティ教育の実施 など - Check(点検・評価)
- ・対策の実施状況の監視・評価 など
- Act(見直し・改善)
- ・情報セキュリティポリシーの見直し
・問題の是正・改善 など
- ISMSを運用するためのポリシーやセキュリティ規程、運用手順、業務マニュアルの策定は、Planの段階で行います。
- ISMSの運用状況の評価は、Checkの段階で行います。
- 運用ルールに従ったセキュリティ対策の実施は、Doの段階で行います。
- CHeckでの評価を受けた運用ルールの見直しは、Actionの段階で行います。
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