ITパスポート試験 用語辞典

OSI基本参照モデル
ver6
異なる機種のコンピュータや機器間で通信を行うために、通信機能(通信プロトコル)を7階層に分割し、それぞれの階層が受け持つ役割や手順等の基本的な枠組みを定義したもの。異なるベンダ間でもこの規格に準拠することで問題なく通信ができるようになっている。国際規格としてはISO7498、国内ではJIS X 5003で標準化されている。
第7層 アプリケーション層(応用層)
最も利用者に近い層で、ファイルやメール転送、遠隔データベースアクセスなど、アプリケーションに応じた通信サービスを提供する
第6層 プレゼンテーション層
文字コードやエンコード、圧縮方式などのデータ表示形式を規定し、アプリケーション層が構文の違いを意識せずデータを扱えるように変換を行う
第5層 セション層
アプリケーションプロセス間でのデータ通信の開始、終了の管理を行い、データ転送の同期をとり、順序正しいデータ交換を支援するためのサービスを提供する。通信が中断された場合の同期ポイント記録(どこまでデータが伝送されたかの記録)はこの層が受け持つ
第4層 トランスポート層
データ欠損などのエラー検出/再送などの伝送制御を行い、各種通信網の品質の差を補って通信の品質を保証する。ゲートウェイはトランスポート層以上のレベルで中継を行う
第3層 ネットワーク層
異なるネットワークに接続されたコンピュータ間のデータ伝送を実現するために、コンピュータやルータなどの通信機器のネットワークアドレス(IPアドレス)をもとに、IPパケット(この層でのデータ伝送単位)のルーディング(通信経路選択)や中継などを行う
第2層 データリンク層
物理層で発生したビット誤りなどのエラー検出や訂正などを行い、隣接するノード(コンピュータやスイッチなどの通信機器)間でデータ伝送を行う。データリンク層ではフレーム(この層の識別IDであるMACアドレスなどをIPパケットに付加したもの)単位でデータ伝送が行われる
第1層 物理層
通信ケーブルや光ファイバなど実際に接続されているデータ回線を識別し、その回線の物理的な特性の差を吸収してビット列の伝送を行う。リピータはこの層でデータ伝送中に弱くなった電気信号を増幅する
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分野:
分野:テクノロジ系
中分類:ネットワーク
小分類:通信プロトコル
重要度:

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