その場所や物や事象などに対しての適切な行動を示唆してくれるデザインのこと。

人は多くの場合、行列に並ぶときに足元にラインがあればその間隔に合わせて並ぶ。ドアを開ける時にドアノブがあればそれを押すか手前に引いて開けるし、ドアノブではなく障子のような引手があれば横にスライドしてドアを開ける。このように「この間隔で並べばよいのだな」、「こうしてドアを開ければよいのだな」などの行動の手掛かりを与える要素をシグニファイアと呼ぶ。Webページにある影を付けて立体感を出したボタンマークなどはシグニファイアの一つの例である。
スマートフォンやコンピュータなどで様々な処理を行う場合に、適切なシグニファイアが用いられたユーザインタフェースであれば、ユーザに操作を直感的に理解させることができ、ユーザの使用感向上やミスの低減など多くの効果を得ることができる。