ITパスポート試験 用語辞典

メタバース
ver6.3
【Metaverse】
「仮想空間」とも呼ばれる、インターネット上に構築された3次元のデジタル空間のこと。ユーザーはアバターと呼ばれる自分の分身を使い、この空間内で他者とコミュニケーションを取ったり、買い物やイベントへの参加、仕事や学習など、まるでそこにいるかのような感覚で活動できる点が大きな特徴である。

近年では、VR(仮想現実)やAR(拡張現実)といった技術の進化により、メタバースはよりリアルな体験を提供できるようになってきている。現在、VRゴーグルを使って仮想の会議室に入り世界中の人と顔を合わせて会話する、メタバースを活用した展示会や説明会の開催、メタバース上で医療従事者からアドバイスを受ける、メタバースを利用した不登校支援など、さまざまな分野で応用が進んでいるが、一般消費者による利用は一部にとどまっている。

今後、特に教育・医療・エンターテインメントなどの分野で多くのプロジェクトが展開されることで、一般消費者による利用も広がると予想されている。しかし、メタバース上で適用される法制度がまだ整備されていないため、現実空間に実在するデザインや標識等の保護、仮想空間における創作物に対する権利保護、アバターの肖像権、プライバシーの保護、メタバース内での迷惑行為を取り締まるルール形成など、さまざまな問題が存在しており、利用には一定の理解と注意が必要である。

現在、政府内でメタバースに関する検討が進められており、関連技術の進展などにより、新たな社会基盤の一つとして注目されるメタバースを取り巻く状況は常に変化している。事業者は今後の動向を注視しつつ、具体的な活用方法や成功事例を参考にし、官民のさまざまな場で行われているメタバース関連の施策や研究会などに積極的に目を向けるなどを通じて、メタバースに関わっていくことが求められる。
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分野:
分野 :テクノロジ系
中分類:情報メディア
小分類:マルチメディア応用
重要度:
(Wikipedia 複合現実より)

複合現実(ふくごうげんじつ、Mixed Reality、MR)とは、現実空間と仮想空間を混合し、現実のモノと仮想的なモノがリアルタイムで影響しあう新たな空間を構築する技術全般を指す。

ミクスト・リアリティ複合現実感とも。拡張現実 (AR) と拡張仮想 (AV) を包含する概念である。

空間的整合性、時間的整合性、光学的整合性など実空間と合致させる要素によって、その性質が評価される。

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