ITパスポート試験 用語辞典

ホバー
ver6.3
【Hover】
パソコンの操作において、マウスカーソルを特定の領域に重ねる動作を指す。ロールオーバーとも呼ばれる。ホバー(hover)は、「空中に停止する」という意味を持ち、クリックとは異なり、カーソルを目的の領域に「置くだけ」で、画面上に変化をもたらす操作である。

Webページやアプリケーションの画面では、ホバーに反応してボタンの色が変わる、吹き出しで表示されるツールチップと組み合わせて、隠れた情報を表示するなどの仕組みが用いられている。その他、ホバー時の効果には以下のようなものがある。
  • リンク:下線に色が付く
  • 画像:拡大表示や画面が明るくなる
  • メニュー:サブメニューが表示される
  • アイコン:ツールチップが表示される
ホバーは、利用者の操作負担を軽減し、直感的に情報を取得できる便利な機能であり、マウスを使用する環境下で広く利用されている。Webショッピングサイトを設計する際には、「商品画像にマウスを重ねると、自動的に画像が拡大し、商品説明が表示される」といった視覚効果を付けることで、ユーザーの操作性を向上させることができる。

ただし、スマートフォンやタブレットなど、タッチ操作が中心の機器では、マウスカーソルが存在しないため、ホバーによる操作は基本的に利用できない。しかし、JavaScriptなどを利用して、ホバー効果が疑似的に再現されており、ユーザーが画面に指を置いたりタップしたりすることで、視覚的な変化が起きるようになっている。
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別名:
ロールオーバー
分野:
分野 :テクノロジ系
中分類:情報デザイン
小分類:インタフェース設計
重要度:

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