ITパスポート試験 用語辞典

コアコンピタンス
【Core Competence】
長年の企業活動により蓄積された他社と差別化できる、または競争力の中核となる企業独自のノウハウや技術のこと。これに該当する技術には、「様々な市場に展開可能」「競合他社による模倣が困難」「顧客価値の向上に大きく寄与する」などの共通性質がある。例としては、ホンダのエンジン技術、ソニーの小型化技術、トヨタ自動車の生産プロセスなどが挙げられる。
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分野:
分野:ストラテジ系
中分類:経営戦略マネジメント
小分類:経営戦略手法
出題歴:
H21年春期問19 H23年秋期問22
重要度:
(Wikipedia コアコンピタンスより)

コア・コンピタンス (Core competence)とは、ある企業の活動分野において「競合他社を圧倒的に上まわるレベルの能力」「競合他社に真似できない核となる能力」の事を指す。

とがハーバード・ビジネス・レビュー Vol.68(1990年)へ共同で寄稿した「The Core Competence of the Corporation」の中で登場し、その後広められた概念である。「顧客に特定の利益をもたらす技術、スキル、ノウハウの集合である」と説明されている。

両氏の定義によると、コア・コンピタンスは次の3つの条件を満たす自社能力のことである。

  • 顧客に何らかの利益をもたらす自社能力
  • 競合相手に真似されにくい自社能力
  • 複数の商品・市場に推進できる自社能力

具体例として自動車産業が取り上げられ、ホンダにおけるエンジン技術(芝刈り機や除雪機から自動車までコア技術を幅広く展開)や、フォード買収前のボルボにおける安全技術などが挙げられる。

出題例

コアコンピタンス経営を説明したものはどれか。

[出典]ITパスポート 平成21年秋期 問19

  • 競合企業に対して優位に立つために,既に事業を確立している他社の経営資源を獲得する。
  • 事業の組合せの最適化を図り,それぞれの事業を単独で運営する場合よりも大きな効果が得られるようにする。
  • 他社にまねのできない独自のノウハウや技術などに経営資源を集中し,競争優位を確立する。
  • 他社のベストプラクティス(優れた事例)を参考にして,現状の業務プロセスを抜本的に改善・改革する。
正解 

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