ITパスポート試験 用語辞典

スマートシティ
ver6.3
【Smart City】
最新の情報通信技術を活用して、都市や地域が抱える課題を解決し、住民の生活の質を向上させる都市のこと。IoT、AI、ビッグデータ、クラウドコンピューティングなどの技術を活用して、交通渋滞の緩和、エネルギーの効率的な利用、防災対策の強化などを図ることを目的とする。

サイバー空間(仮想世界)とフィジカル空間(現実世界)を融合させることで実現される超スマート社会が「社会全体の未来像」であるのに対し、スマートシティは、超スマート社会を実現するための具体的な都市モデルとして位置づけられている。そのため、スマートシティにおいて実証された技術やノウハウは、他の都市や社会全体に応用され、超スマート社会の実現に寄与する。

国内では、仙台市(防災・減災分野におけるドローンの活用)、旭川市(ドローンやIoTなどの未来技術を活用した非対面医療サービスの構築)、横浜市(AIカメラによる人流解析と位置情報ネットワークを活用した流動調査、ストレスのない移動環境の実現、データ活用によるエネルギー需要の最適化など)など、すでに複数のスマートシティへの取り組みが行われている。

さらに、政府が事務局となって事業支援や普及活動の促進などを行う「スマートシティ官民連携プラットフォーム」が発足しており、多くの地方公共団体、企業、大学、研究機関が参加し、取り組みを加速させている。世界各国でもスマートシティの推進が進められており、対象となる都市を、経済・技術・環境面などの観点から評価したスマートシティランキングも発表されている。
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分野 :ストラテジ系
中分類:ビジネスインダストリ
小分類:IoTシステム・組込みシステム
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