情報セキュリティ対策・実装技術 (全218問中186問目)

No.186

受信した電子メールにPKI(公開鍵基盤)を利用したデジタル署名が付与されている場合に判断できることだけを全て挙げたものはどれか。
  1. 電子メールの添付ファイルはウイルスに感染していない。
  2. 電子メールの内容は通信途中において,他の誰にも盗み見られていない。
  3. 電子メールの発信者は,なりすましされていない。
  4. 電子メールは通信途中で改ざんされていない。
  • a,b
  • a,c
  • b,d
  • c,d

分類

テクノロジ系 » セキュリティ » 情報セキュリティ対策・実装技術

正解

解説

デジタル署名は、公開鍵暗号方式を使って通信内容が改ざんされていないことを保証する技術です。
  1. 誤り。デジタル署名は、ウィルスの感染を防ぐ技術ではありません。
  2. 誤り。デジタル署名技術単体では、本文の暗号化までは対応していないためパケット盗聴などにより情報が盗まれる可能性は残っています。本文に暗号化を施すことで盗み見されても内容を知られるのを防ぐことができます。
  3. 正しい。PKIを利用したデジタル署名の場合、認証局のデジタル証明書によって送信者の公開鍵の正当性が保証されます。
  4. 正しい。受信者は復号したデジタル署名と本文のメッセージダイジェストを比較することで改ざんの有無の検証が可能です。
デジタル署名で判断可能なのは「c,d」なので、正解は「エ」です。
© 2009-2024 ITパスポート試験ドットコム All Rights Reserved.

Pagetop