IoTシステム・組込みシステム (全19問中4問目)

No.4

電力会社において,人による検針の代わりに,インターネットに接続された電力メーターと通信することで,各家庭の電力使用量を遠隔計測するといったことが行われている。この事例のように,様々な機器をインターネットに接続して情報を活用する仕組みを表す用語はどれか。
  • EDI
  • IoT
  • ISP
  • RFID

分類

ストラテジ系 » ビジネスインダストリ » IoTシステム・組込みシステム

正解

解説

IoT(Internet of Things,モノのインターネット)は、情報端末ではない電子機器または機械類などの「モノ」にインターネット接続・通信機能やセンサー機能を持たせ、収集した情報を処理したり蓄積したりすることで、"監視"、"制御"、"最適化"、"自律化"などの新たな付加価値を得る仕組みです。情報機器ではない「モノ」にインターネット機能を付けるということがポイントとなります。

以前は、電力メーターを1戸1戸検針員が確認して使用電力量を把握していましたが、インターネット機能を有する電力メーター(スマートメーター)の登場により、使用電力量をリアルタイムで把握できたり、検針員による確認が不要になったりするなどのメリットが生まれています。これもIoTの事例の1つです。
  • Electronic Data Interchangeの略。電子データ交換と訳され、標準化された規約に基づき、電子商取引のためのメッセージを通信回線を介して異なる組織間で交換する仕組みのことです。
  • 正しい。IoTは、これまで単独で使用されていた情報機器ではない機器をインターネットに繋げ、様々な便益を享受しようとする仕組みのことです。
  • Internet Service Providerの略。顧客である企業や家庭のコンピュータをインターネットに接続するインターネット接続事業者のことです。
  • Radio Frequency Identificationの略。ID情報を埋め込んだRFタグ(ICタグ)と電磁界や電波を用いることで、数cm〜数mの範囲で情報のやり取りを行う技術です。乗車カード(Suica, PASMOなど)や電子マネー、電子荷札や野生動物の調査、家畜の管理などに利用されています。
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