初級シスアド平成21年春期 問23

問23

X営業所には4名の営業担当者がいる。各担当者の個人売上目標額は,全体の売上目標額を,各担当者の職能に営業活動占有度を乗じた値に比例させて,決めている。セルB4に計算式“B2*B3”を入力し,セルC4~E4に複写する。同様にセルB5にある計算式を入力し,セルC5~E5に複写して個人売上目標額を計算する場合,セルB5に入れるべき計算式はどれか。ここで,セルF2に入力されている値は,X営業所の売上目標額とする。
23.png/image-size:378×124
  • B4/合計($B4~$E4)*$F2
  • B4/合計(B$4~E$4)*F$2
  • B4/合計(B4~$E4)*$F2
  • B4/合計(B4~E$4)*F$2

分類

テクノロジ系 » ソフトウェア » オフィスツール

正解

解説

X営業所は4名の営業担当者がいるので、営業所売上目標額をA君~D君の4人にすべて割りふる必要があります。
各担当者の職能に営業活動占有度を乗じた値(職能×営業活動占有度)がB4~E4に計算されているので、B4~E4の合計の中で各人の数値がどれだけであるかによって割りふる額を増減させます。

このことを踏まえると、
  • A君の個人売上目標額を計算する式(セルB5)は、
     B4/合計(B4~E4)*F2
  • B君の個人売上目標額を計算する式(セルC5)は、
     C4/合計(B4~E4)*F2
  • C君の個人売上目標額を計算する式(セルD5)は、
     D4/合計(B4~E4)*F2
  • D君の個人売上目標額を計算する式(セルE5)は、
     E4/合計(B4~E4)*F2
表計算ソフトでは、計算式を複写すると自動的に参照セルが移動セルの分だけ縦横に変化します。この問題では横方向に複写するので、赤字で印した列番号の部分はセルの複写に関わらず参照位置を固定しておく必要があります。
このときに使われるのが絶対参照指定($)で、これを列・行番号の前に付けると計算式の複写によって指し示すセル番地が変化することはなくなります。

この問題では、赤で印した部分を絶対参照にしたいので複写元となるセルB5に「B4/合計($B4~$E4)*$F2」を入力し、それをC5~E5に複写することになります。
23a.png/image-size:462×141
© 2009-2024 ITパスポート試験ドットコム All Rights Reserved.

Pagetop