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ITパスポート試験は全部で100問出題され、多肢選択式(四肢択一)でマークシートに解答を記入します。
ITパスポート試験の形式と合格基準
1.出題形式・出題数
試験問題は小問形式(1問につき1設問)の形式の100設問で構成されています。
(平成28年3月より、それ以前は中問形式の出題がありました)
出題は100問ですが、総合評価の対象はそのうち92問で、残りの8問は今後出題する問題を評価するために使われます。
また出題分野別の出題数も公開されており、
- ストラテジ系(経営全般に関わる問題) : 32問
- マネジメント系(IT管理に関わる問題) : 18問
- テクノロジ系(IT技術に関わる問題) : 42問
という構成になっています。


2.試験時間
120分です。
単純計算で1問あたり約72秒での解答が求められます。
3.合格基準
1000点満点で採点されます。IRT(項目応答理論)という採点方式が採用されているので、単純に1問何点という配点ではありません。

出題範囲の3分野(ストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系)のそれぞれが基準点(300点)以上、かつ、全体としても600点(およそ60%の正答)の総合評価点を獲得することが合格の条件となります。
苦手範囲を作らないように満遍なく勉強をするようにしましょう。

初級シスアドとの比較
平成21年に実施された制度改正前、同レベルにあった初級システムアドミニストレータ試験(初級シスアド)と比較すると、
- 出題形式が午前120分のみとなった。(初級シスアドは午前・午後ともに150分)
- 午後の長文問題が無くなり、受験者の負担が減った。
- ストラテジ系の出題が増えた
- 初級シスアドと比べて、出題難易度が易しくなった。
など国が目指している、「すべての職業人に」という目的に合わせるように誰もが合格を目指せるITエントリ資格となり、取得は容易になったと思います。またITパスポート試験は国家資格初の試みであるCBT方式(コンピュータ上で解答する方式)で実施されています。
ITパスポート試験は、
- 全100問をPC上で解答
- 試験は3つの分野から出題
- 試験時間は120分
- 正答率60%以上で合格