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初級シスアド平成21年春期 問18
問18
Webサーバに対するアクセスがどのPCからのものであるかを識別するために,Webサーバの指示によってブラウザに利用者情報などを保存する仕組みはどれか。
- CGI
- cookie
- SSL
- URL
- [出題歴]
- 基本情報技術者 H19秋期 問36
分類
テクノロジ系 » 情報メディア » マルチメディア技術
正解
イ
解説
cookie(クッキー)とは、HTTPの仕様のひとつで、Webサーバの指示によってユーザー情報などをクライアント端末(Webブラウザ)に保存しておく仕組みです。利用者のログイン情報やセッションIDを保存するためや、フォームの自動入力、ショッピングカートの管理、広告のターゲティングなどの場面で使われています。
WebサーバとWebブラウザは、次のような手順で情報を共有します。
WebサーバとWebブラウザは、次のような手順で情報を共有します。
- Webサーバは保存したい情報を、HTTPのレスポンスヘッダーに含めて送信する
- HTTPレスポンスを受信したWebブラウザは、cookieの情報をWebブラウザの記憶領域に保存する
- Webブラウザは、同じWebサイトに再アクセスするとき、そのWebサイトから受信したcookieの情報をHTTPリクエストヘッダーに含めて送信する
- Webサーバは、HTTPリクエストに含まれるcookieの情報を参照する
- Common Gateway Interfaceの略。クライアントの要求に応じて、インタラクティブな(動的な)Webページを提供する仕組みです。電子掲示板やアクセスカウンタなどがCGIの技術を使ったコンテンツです。
- 正しい。cookieは、Webサーバが指定した情報をクライアント端末(Webブラウザ)に保存しておく仕組みです。
- Secure Sockets Layerの略。TLSの前身となった規格で、暗号技術やハッシュ関数をもちいて、改ざん検知、サーバ/クライアント認証、暗号化通信などの機能を提供するセキュアプロトコルです。
- Uniform Resource Locatorの略。インターネット上のリソース(資源)を特定するための形式的な記号の並びであり、プロトコル名、ホスト名、パス名などを指定することで、インターネット上のデータやサービスの場所を指定します。