ITパスポート平成22年秋期 問1
問1
電子メールの送信例のうち，受信者への配慮の観点から，最も適切なものはどれか。
- 会員から抽出した100名のアドレスを一度にあて先(To)に入れて，会員満足度調査のアンケートを電子メールで送った。
- 自社製品を紹介する大容量の資料を，圧縮せずに電子メールに添付して得意先に送った。
- 製品の質問メールへの回答で，その内容を知ってもらいたい複数の顧客のアドレスをCcに入れて返信した。
- 特別企画のホームページのURLを特定の限られた顧客に知らせるために，アドレスをBccに入れて送信した。
分類
ストラテジ系 » システム戦略 » 業務プロセス
正解
エ
解説
電子メールは送信先を指定するときに、単一の宛先に送るTo以外にCcとBccがあります。
- Cc（カーボンコピー：Carbon Copy）
- Toで指定した送信先以外に、メールのコピーを送信しておきたい相手を指定する。
Toの相手及びCcで指定した相手に、宛先のすべてが公開される。つまり、送信者、Toの相手、Ccの相手の3者間ではメールのアドレスが全員に知られることになる - Bcc（ブラインドカーボンコピー：Blind Carbon Copy）
- Toで指定した送信先以外に、メールのコピーを送信しておきたい相手を指定する。
Ccとは違い、Toの相手と Ccの相手の相互間で電子メールアドレスを知られたくない場合に使用します
- 宛先(To)に入力した宛先情報は送信先すべてに知れわたるので、顧客同士の個人情報が漏れてしまいます。
- 電子メールに大容量データを添付すると、受信側の環境によってはネットワークに大きな負荷をかけることになってしまいます。大容量のデータを添付したいときには、圧縮や分割でデータ量を小さくすることがマナーです。最近ではクラウドストレージなどのURLをメールで送って共有する方法もよく用いられます。
- Ccに複数の顧客のアドレスを入れて送信すると、宛先情報は受信者のすべてに知れわたります。顧客の個人情報が漏えいすることになるため不適切です。
- 正しい。受信者に他の宛先情報を知られたくない場合にはBccを使用します。