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ITパスポート平成22年春期 問92
【問89~92は中問形式の出題です。中問Aの問題文を読んでから回答してください。】
問92
Sさんは,作業期間見積りを行い,作業期間を基に作業の開始日と終了日を決定し,スケジュール作成を行った。次の表はスケジュールの一部を示したものである。スケジュールを見た先輩から誤りを指摘された。Sさんが受けた指摘として,適切なものはどれか。次の図は6月のカレンダであり,土日は作業を行わないものとする。
- 帳票レイアウトの工数は10なので,終了日は6月26日である。
- 帳票レイアウトの作業は,田中さんの前作業が重なるので終了日を6月19日に設定できない。
- 帳票レイアウトの作業は,担当が2名割り当てられているので,終了日を6月18日に設定することができる。
- 帳票レイアウトの作業は,他の作業と比較して工数が多いので,作業期間を長めに見積もる必要がある。
分類
マネジメント系
正解
イ
解説
- 帳票レイアウトは2人の担当で行い、作業は5日で終了するので10日間の作業を見積もる必要はありません。
- 正解です。田中さんが行う画面フローの作業が9日に始まり、作業工数6日で終了日は16日です。このため帳票レイアウトの作業を13日に開始することができず、終了日も19日に設定することができません。
- 問題文に「作業期間見積りでは、作業工数を要員数で割ることで、作業期間を求める」とあります。したがって帳票レイアウト作業は、10÷2=5 で5日間です。13日に開始し18日に終了させるためには4日で終了させなければならず現状の要員数では不可能です。
- 作業期間の見積もりは「作業工数を要員数で割る」ことで算定します。他の作業との関係で長めに見積もる正当性はありません。