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ITパスポート平成27年秋期 問56
問56
無線LANのセキュリティを向上させるための対策はどれか。
- ESSIDをステルス化する。
- アクセスポイントへの電源供給はLANケーブルを介して行う。
- 通信の暗号化方式をWPA2からWEPに変更する。
- ローミングを行う。
分類
テクノロジ系 » セキュリティ » 情報セキュリティ対策・実装技術
正解
ア
解説
ESSIDのステルス化とは、自身が存在することを周囲に知らせるために無線LANアクセスポイントが行うビーコンの発信を停止し、OSのアクセスポイントの自動検出機能などでESSIDを発見できないようにすることです。ステルス化によりその場に無線LAN環境があることを発見されにくくなるため不正な利用者からのアクセスを防ぐことができます。
- 正しい。
- LANケーブルを介してアクセスポイントが不正アクセスさせる危険性が高まるため誤りです。
- WEPよりもWPA2のほうがセキュリティ強度が高いためWPA2を使用するべきです。WEPは暗号化方式に脆弱性があるため通信内容を傍受される危険性があります。
- 無線LANにおけるローミングは、広い空間に複数のアクセスポイントが設置されているとき、接続するアクセスポイントが切り替わっても通信が途絶えないようにする機能です。
- ESSID(Extended Service Set Identifier)
- 無線LANで「混信」を避けるためにアクセスポイントと端末に設定する識別子で、無線LANではESSIDが一致する機器同士しか通信ができないようになっている。