ITパスポート試験 用語辞典

ITガバナンス【IT governance】あいてぃーがばなんす
企業が競争優位性を構築するために、IT戦略の策定・実行をガイドし、あるべき方向へ導く組織能力であり、ITへの投資・効果・リスクを継続的に最適化するための組織的な仕組み。ITを用いた企業統治という意味があります。経営目標を達成するためのIT戦略の策定、組織規模でのIT利活用の推進などがITガバナンスの活動に該当する。ITガバナンスの構築と推進は経営者の責務である。
分野:
マネジメント系 » システム監査 » 内部統制
出題歴:
21年春期問52 23年秋期問50 24年秋期問34 26年秋期問34 27年春期問42 28年秋期問51 
重要度:

(Wikipedia ITガバナンスより)

ITガバナンス(I.T. governance)はITへの投資・効果・リスクを継続的に最適化する為の組織的な仕組みのこと。レート・ガバナンスから派生した概念で、2002年4月に起きたみずほ銀行のシステム統合における障害発生を皮切りに声高に叫ばれるようになった。

概要

ITガバナンスの言葉自体は非常に広義にとられ、その定義も様々な説があり、いまだ確立したものは無い状況といえる。

通商産業省(現経済産業省)では「企業が競争優位性の構築を目的としてIT戦略の策定及び実行をコントロールし、あるべき方向へと導く組織能力」と定義しており、日本監査役協会では「リスクマネジメントとパフォーマンスマネジメントを実施するにあたっての健全性確保のためのコンプライアンスマネジメントの確立」と定義している。また、ITガバナンス協会(ITGI)による「取締役会及び経営陣の責任」といった定義も存在する。

出題例

ITガバナンスについて記述したものはどれか。
  • 企業が,ITの企画,導入,運営及び活用を行うに当たり,関係者を含む全ての活動を適正に統制し,目指すべき姿に導く仕組みを組織に組み込むこと
  • 企業を効率的に支える,IT運用の考え方,手法やプロセスなどについて様々な成功事例をまとめたもの
  • 業務改革又は業務の再構築のために,ITを最大限に利用して,これまでの仕事の流れを根本的に変え,コスト,品質,サービス及び納期の面で,顧客志向を徹底的に追及できるように業務プロセスを設計し直すこと
  • 組織体として業務とシステムの改善を図るフレームワークであり,顧客ニーズをはじめとする社会環境やIT自体の変化に素早く対応できるよう,"全体最適"の観点から業務やシステムを改善するための仕組み

正解

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