ITパスポート 試験情報＆徹底解説

プロジェクト・スコープとは、そのプロジェクトの実施範囲を定義したものです。プロジェクトの目的であるプロダクトやサービスを生み出すために必要な成果物、作業、受入基準、前提条件・制約条件、除外事項などの集合であり、『プロジェクトに何が含まれ、何が含まれないのか』を明確にします。

プロジェクトのスコープには、主に次に示す内容が記載されます。

• プロジェクトが目的とするプロダクト、サービスの内容
• プロジェクトで生成する成果物
• 成果物の受入基準
• プロジェクトからの除外事項

1. 適切。プロジェクト作成する成果物はスコープの対象となります。
2. 不適切。プロジェクト遂行のための手段や支援ツールは、成果物やそれを生み出すための作業ではないのでスコープの対象となりません。
3. 不適切。顧客から提出された要求事項文書はスコープ定義を行う際の入力情報となりますが、それ自体はスコープの対象となりません。

適切なものは「a」だけなので、正解は「ア」です。