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ITパスポート試験 用語辞典

エンタープライズサーチ
【Enterprise Search】
インターネットの検索エンジンを利用するのと同じ感覚で、組織内に点在する大量の資料・データ群から目的のものを見つけるための企業内検索エンジンのこと。導入することにより、目的のデータにたどりつくまでの時間短縮やデータの有効活用が期待できる。
分野:
ストラテジ系 » システム戦略 » 情報システム戦略
重要度:

(Wikipedia エンタープライズサーチより)

エンタープライズサーチEnterprise Searchエンタープライズ検索企業内検索)は、内外のウェブサイトも含め、企業内、社内、部署内の書類、人事、経営情報等を統合し、検索できるようにするためのシステム、またはそのコンセプトのことである。エンタープライズサーチエンジン企業向け検索エンジンと呼ばれることもある。Gartnerでは、エンタープライズサーチを、情報アクセス技術(Information access technology)という一般的な呼称で呼んでいる。インデックスを活用したデータベース(Index-based data management)として分類されることもあり、高速なデータアクセス手段の一つでもある。

概略

企業が蓄積しているサーバを巡回、その後どのファイルがどこにあるかなどの整理を行って記録し、そこから一つ一つを検索できるようにしたシステム。検索エンジンと同じく様々なデータを検索できるようになるため、利用する人のファイル使用効率化を図る一助となっている。

システムの完成後、企業内でどの社員がどのファイルにアクセスしてよいのか、という規制が必要になったことから、アクセス制限の技術も進化してきている。システムは2000年ごろから徐々に登場、2005年に製品の利用が増加、現在では、様々な乱立するシステムや増大する構造化データや非構造化データを仲介、自動処理するハブとして、企業内の情報アクセス基盤(Information access infrastructure)や情報アクセス技術(Information access technology)の役割が強くなっており、2008年のマイクロソフトのファストサーチ & トランスファ買収に始まり、優良な独立企業のIT企業最大手による買収が軒並み続いている。

また、Big Data(ビッグデータ)が取り沙汰されるようになり、大量データの処理が必要となるニーズは様々だが、検索はその最も複雑なニーズの一つである。

  • ログ分析のような単純計算
  • BI(Business Intelligence, ビジネスインテリジェンス)
  • 機械学習や検索

代表的な企業

  • 買収の歴史
    • 2008年01月
    • 2011年08月
    • 2011年10月
    • 2012年04月
  • グローバル企業
    • ヒューレット・パッカード(オートノミー)
    • マイクロソフト(ファストサーチ & トランスファ)
    • オラクル(Endeca)
    • IBM(Vivisimo)
    • Google
    • Attivio
  • 日本企業
    • アクセラテクノロジ
    • スマートインサイト
    • オープングルーヴ
    • ジップインフォブリッジ
    • ジャストシステム
    • 住友電工情報システム
    • 鉄飛テクノロジー
    • ブレインズテクノロジー

エンタープライズサーチの応用

  • コンテンツ管理システム (CMS)
  • エンタープライズコンテンツ管理
  • 電子商取引
  • 電子情報開示
  • 文書管理システム
  • ナレッジマネジメント
  • ビジネスインテリジェンス
  • 顧客関係管理
  • ビジネスプロセス管理
  • デジタル資産管理
  • 記録管理
  • メールアーカイブ
  • 情報ライフサイクル管理
  • 品質管理
  • 設計支援
  • 調達・購買支援
「情報システム戦略」に属する用語
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