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ITパスポート試験 用語辞典

ドロー系ソフトウェア
ベクタ形式の画像を作成・編集するためのソフトウェアの総称で、「Adobe Illustrator」「Adobe Fireworks」などが有名である。
ベクタ形式は、線の開始点・終点の座標、太さ、色、面の色などを数値で記録したものの集合で1つの画像を表現する画像データ形式。
分野:
テクノロジ系 » マルチメディア » マルチメディア応用
重要度:

(Wikipedia ドローソフトより)

ドローソフトDrawソフト、Drawing software)とは、主にベクタ形式での表現を利用する画像描画ソフトウェアである。
ベクターグラフィックスエディタ(Vector graphics editor)とも呼ばれ、ベクターグラフィックスの編集に使われるソフトウェアである。

概要

主にマウスなどインティングデバイスを用いて、コンピュータ上で画像を描く2次元コンピュータグラフィックスのアプリケーションで、内部表現をベクタ形式としているところに特徴がある。「ドロー系」ソフトとも呼ばれるが、これはMacintosh初期のグラフィックソフトであったMacDrawを由来とすることによる。道具としての使いやすさを強調するときや、ワープロなど他のアプリケーションソフトの一部機能として使うときには、「ドローツール」という呼び方もある。

また、MacDrawやSuperDrawなどの初期のドローソフトは、OSの描画機能をそのまま利用しているため、座標単位が粗く自由曲線が描けないなどの問題があった。Adobe IllustratorやCorelDRAW、Macromedia FreeHandなど、DTP向けの高精度の出力を目的としたソフトウェアが登場することにより解決された。これらのソフトウェアはPostScriptに採用された3次ベジエ曲線の技術を応用している。

歴史

ベクタ形式による描画機能はCADソフトが先行していたが、構造計算を行い設計を支援するためのソフトウェアであり、WYSIWYGによる自由な描画機能を期待できるものではなかった。1985年にMacDrawが販売され、ついで多くのドローソフトがMacintosh上で開発された。1987年にDTP出力を目的としたAdobe Illustratorが発表されたのを皮切りに、翌年にAldus FreeHand(後のMacromedia FreeHand)、1989年にCorelDRAWなどが発売され、ドローソフトの主流になった。一方、Web上のベクタ画像の標準であるSVGがW3Cにより策定されると、SVGの出力を目的としたKIllustrator(Adobeとの商標権の問題によりkontourに改名)やSodipodi、Inkscapeなどが主にオープンソースにおいて次々に誕生していった。

隣接するジャンル

ドローツールを備えたソフトウェアは必ずしもドローソフトとは限らない。

例えばワープロソフトであるPagesはドロー機能を持っており、簡易ドローソフトとしても利用できる。DTPソフトの代表格であるQuarkXPressはバージョン4以降、簡単なページ修飾を目的としたドローツールを追加した。また、一度限りのチラシやパンフレット程度であれば、専門のソフトウェアを使用するよりドローソフトで作成した方が簡単な場合もある。

一方、ドローソフトはダイアグラムの編集にも応用されることが多いが、Microsoft VisioやOmniGraffle、Diaなどの強力なダイアグラム機能を搭載したソフトに比べると自動描画機能が劣る。また、Microsoft Wordなどのワープロソフトはダイアグラムの作成に供するためにドローツールを持たせることが多い。Microsoft PowerPointやMicrosoft ExcelのドローツールはWordに比較し安定しているためドローソフトの代替として多用されている。

CADソフトはドローソフトと互いに影響を与えながら、WYSIWYGによるドローツールを強化してきている。3DCGソフトウェアもまた2Dのドローソフトの延長線上にある。

ドローソフト自体の普及率は決して高いとはいえないが、ドローツールの機能は数多くのコンピュータユーザーに浸透していると言える。

ラスターグラフィックスエディタとベクターグラフィックスエディタ

ラスターグラフィックスエディタ(ペイントソフト)はよくベクターグラフィックスエディタ(ドローソフト)と対比され、両者の能力は互いに補い合うものである。

ベクターグラフィックスエディタはグラフィックデザイン、レイアウト、グラフィ、ロゴタイプ、鋭角的な芸術的イラストレーション(カートゥーン、クリップアート、複雑な幾何学模様など)、テクニカルイラストレーション、ダイアグラム、フローチャートなどにより適している。

ラスターグラフィックスエディタはリタッチ、写真加工、写真のようにリアルなイラストレーション、コラージュ、そしてペンタブレットを用いた手描きのイラストレーションにより適している。今日の多くのイラストレーターはPainterやPhotoshopを用いてありとあらゆるイラストレーションをこなす。

PhotoshopやPaint Shop Pro、GIMPなどのラスターグラフィックスエディタの最近のバージョンはベクタ系の機能(編集可能なパスのような)もサポートしており、またCorelDRAWやAdobe Illustratorのようなベクターグラフィックスエディタも徐々にラスタ系のソフトウェアにしかなかった機能(ぼかしなど)やアプローチを取り入れるようになってきている。

代表的なドローソフト

  • Adobe Illustrator
  • Macromedia FreeHand
  • Adobe Fireworks
  • CorelDRAW - Windows系ドローソフトの代表。
  • Corel Paint Shop Pro
  • Inkscape - オープンソースのドローソフト。クロスプラットフォームだが、主にLinuxで使用される。
  • OpenOffice.org Draw
  • LibreOffice Draw
  • 花子 (グラフィックソフト) - ジャストシステム社の総合グラフィックスアプリケーション。
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