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ITパスポート試験 用語辞典

デジュレスタンダード
【Dejure Standard】
政府機関や国際的な標準化団体によって、正式な手続きを経て承認された標準規格のこと。

代表的な標準化団体として、国際標準化機構(ISO)、日本産業規格(JIS)、国際電気標準会議(IEC)、米国国家規格協会(ANSI)、インターネット関連の団体としてW3CやIETFなどがある。これらの団体は、特定の技術や業界に関する標準を策定し、公式な規格として定めている。デジュレスタンダードは、公式な手続きを経た標準であり、法的な裏付けがあることから、公的機関や政府システムで採用されることが多い。標準化団体が定めることで異なる企業やシステム間の互換性・技術の統一性を確保するデジュレスタンダードにより、業界全体の発展や技術の普及が円滑に進む。

デジュレスタンダードと対比されるものに「デファクトスタンダード」がある。デファクトスタンダードは、特定の企業や団体の製品・技術が市場で広く受け入れられ、事実上の標準となったものであり、Microsoftの「Windows OS」などが該当する。また、広く普及しデファクトスタンダードとして確立した技術が、後に公的な標準化団体によって認可されデジュレスタンダードとなる例も存在する。文書ファイル形式のPDF(ISO 32000-2)」、静止画像ファイル形式のJPEG(ISO/IEC10918-1)、無線LAN規格のWi-Fi(IEEE 802.11)などが該当する。
分野:
ストラテジ系 » 法務 » 標準化関連
(シラバスver6.3)
重要度:
「標準化関連」に属する用語
「法務」の他の分野
「ストラテジ系」の他のカテゴリ
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