ITパスポート試験 用語辞典

アンチパスバック【Anti Passback】
主に入退室管理システムにおいて、不正な入室や退室を防止するための制御機能である。入室した記録がない人の退室、退室した記録がない人の再入室など、通常にはないパターンの入退室を防止することでセキュリティ区画を守る。

単純にソフトウェアによってIDカードの入退室の順序を記録する「ソフト型」と、入退室に際して生体認証などの物理的な確認を伴う「ハード型」、もしくは両者を組み合わせた「ハイブリッド型」が存在する。

ただ、アンチパスバックを導入しても、一度入室した後に他人へID認証カードを渡して再入室する「入出カードの使い回し」や、他の従業員が入退室する際にその隙を突いて共に通過する「すり抜け」、他の従業員と一緒に入退室する「共連れ」などの行為を完全に防ぐことはできない。高いセキュリティが求められる施設においては、IDカードと生体認証などを複数組み合わせて管理することも多い。
分野:
テクノロジ系 » セキュリティ » 情報セキュリティ対策・実装技術
(シラバスver6.3)
重要度:
「情報セキュリティ対策・実装技術」に属する用語
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