ITパスポート試験 用語辞典

PDCA【Plan Do Check Act】ぴーでぃーしーえい
Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Act(見直し・改善)の4段階を繰り返すことによって、業務を継続的に改善する手法。各種のマネジメント手法に取り入れられている。
分野:
ストラテジ系 » 企業活動 » 経営・組織論
出題歴:
22年春期問32 23年特別問8 23年特別問84 24年春期問62 25年秋期問30 25年秋期問57 26年秋期問36 26年秋期問78 27年春期問37 27年春期問75 
重要度:

(Wikipedia PDCAサイクルより)

PDCAサイクル(ピーディーシーエー - 、PDCA cycle、plan-do-check-act cycle)は、事業活動における生産管理や品質管理などの管理業務を円滑に進める手法の一つ。Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)の 4 段階を繰り返すことによって、業務を継続的に改善する。

概要

第二次世界大戦後、品質管理を構築したウォルター・シューハート(Walter A. Shewhart)、エドワーズ・デミング(W. Edwards Deming)らが提唱した。このため、シューハート・サイクルShewhart Cycle)またはデミング・ホイールDeming Wheel)とも呼ばれる。

PDCAサイクルという名称は、サイクルを構成する次の4段階の頭文字をつなげたものである。後に、デミングは、入念な評価を行う必要性を強調してCheckをStudyに置き換え、PDSAサイクルと称した。

  1. Plan(計画):従来の実績や将来の予測などをもとにして業務計画を作成する
  2. Do(実施・実行):計画に沿って業務を行う
  3. Check(点検・評価):業務の実施が計画に沿っているかどうかを確認する
  4. Act(処置・改善):実施が計画に沿っていない部分を調べて処置をする

この4段階を順次行って1周したら、最後のActを次のPDCAサイクルにつなげ、螺旋を描くように1周ごとにサイクルを向上(スパイラルアップ、spiral up)させて、継続的に業務改善する。この考え方は、ISO 9001、ISO 14001、ISO 27001、JIS Q 15001などの管理システムや、ソフトウェア開発におけるスパイラルモデルを始めとする反復型開発などにも反映されている。また労働安全衛生マネジメントシステムでは、これらのISOと同様なPDCAサイクルを活用して危険の元凶となる事柄を特定しリスクアセスメントを行うことでリスク低減を継続的に実施している。

出題例

情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)では,"PDCA"のアプローチを採用している。Dの段階で行うものはどれか。
  • ISMSの運用に対する監査を定期的に行う。
  • ISMSの基本方針を定義する。
  • 従業者に対して, ISMS運用に関する教育と訓練を実施する。
  • リスクを評価して,対策が必要なリスクとその管理策を決める。

正解

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