ITパスポート試験 用語辞典

標本抽出ひょうほんちゅうしゅつ
統計調査のために母集団から一部の調査対象者を選別すること。標本抽出したうえで調査すれば、標本調査になる。母集団は基本的に数が多すぎて調査に時間や費用がかかるため、標本抽出によって統計調査を行うのが一般的である。

標本抽出をする場合、くじ引きのような形で対象者を選ぶ無作為抽出法が用いられる。作為的に選ぶ場合もあり、有意抽出法と呼ばれている。そのほか、無作為抽出法はいくつかの種類に細分化できる。

母集団をグループ分けして各グループから対象を選ぶ「層化抽出方法」、母集団をクラスター(集落)に分けてクラスターを選び全数調査を行う「クラスター抽出法」、母集団のグループ分けを繰り返し最後に残ったグループから抽出する「多段抽出法」、母集団に番号を付与してランダムで選んだ番号から一定間隔で抽出する「系統抽出法」が、無作為抽出法として存在する。

各標本抽出の方法には得手不得手があるため、調査内容に応じて選ぶ必要がある。
分野:
ストラテジ系 » 企業活動 » 業務分析・データ利活用
(シラバスver5)
重要度:
「業務分析・データ利活用」に属する用語
「企業活動」の他の分野
「ストラテジ系」の他のカテゴリ
© 2009-2024 ITパスポート試験ドットコム All Rights Reserved.

Pagetop